難しい試験で見た幼い自分。

 大学で商学部に入って簿記会計を勉強しはじめました。とんとんと簿記検定の1級までは取れたんだけど、そのあとの税理士や公認会計士は段違いの難しさ。問題を解くスピードが求められてきて無理だぁ!まったくかすりもしませんでしたよ。簿記会計の勉強からは引退しました。

 

 そもそも簿記を始めたのは、電卓をカタカタしてペンでカキカキするのがカッコよいと思ったから。始めてみると、まさにそれの繰り返しで楽しかった。勉強が進むにつれ複雑になっていく計算の処理にもどんどん付いていけた。

 

 でも、公認会計士の勉強になってくると、余裕で時間内に終わっていたそれまでの簿記1級とかの問題と比べ物にならないくらいに、計算しなくてはならない項目が増えてきてしまって、とても終らない。受験のテクニックとして、面倒くさいところは捨てるとか、みんなが解答できるところを確実に拾っていくというのがあると聞いて、俺はシュンとなって問題を解くのがつまらなくなってしまった。

 スピードを徹底して求める訓練をしてもよかったけど、そんなことをしても受からない。 問題を解くのが楽しみたいんだ?だったらそういうのは趣味でやってください。

 

 いやぁ、でも、時間のという問題は、どの職種に就いても付いて回りますねぇ。「○時までに出荷」とか絵が文章でも「締め切りは○日!」とかさ。公認会計士の受験で初めて時間内に終わらないという自分の実力を見せつけられてから時間が嫌だ。もっとゆったり暮していけると思っていた。でも現実は違う。「完璧にする」じゃなくて、「時間内に形にする」ことが重要なんだよね。

 

 その「形」のクオリティも上げたいけど、クオリティはそのままにして次の作業に移らなくちゃっていうのもあるよな。やっぱり完璧に仕上げるのは趣味の領域じゃないとダメだね。