ポエム・聖域たる要塞

自分だけが入れる要塞があった。そこには好きな音楽や小説、映画がたんまりと装備されていた。そこに外部との通信・インターネットができるパソコンが導入された。これにより秩序に乱れが生じはじめた。要塞という聖域が侵略される。外部の人間が思っていること、発信していることがどんどん入ってくる。要塞は、自分が独りになって世界との距離感をじっくり醸成される場であった。そこに日常的に外部の考えがひっきりなしに入ってくるようになった。世界との距離感が掴めなくなってしまった。要塞は陥落の危機である。インターネットを遮断すべし。